長編2
□オマケ
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「わりぃ、大丈夫だったか?」
「そんなに心配しなくても大丈夫じゃ。痛い時は痛いと言うから。」
クスクス笑いながら、月詠は言った。
そりゃ大丈夫なのかもしれないけれど、正直やっちまったな感じだ。
月詠が退院して数日経った。
久々に俺は月詠と共に夜を過ごしていた。
正直、最初は何もするつもりは無かったのだが、久々に2人で静かな場所で落ち着いたら・・・いや、そりゃ、俺も正常な男子だからね。ほら、ムラムラと。
だから、最初はするにしても、優しくしようと思ったわけだよ。
だけどね、久々にコイツの白い肌を見て、うっかりその柔らかさに触れてしまったら・・・オジサン、ちょっと張り切ってしまいました。
途中から加減もなんも出来ない状態で・・ハイ。
まあ、月詠も痛いなら痛いと言うだろうけど、そこで自制できなかった自分に反省だ。
月詠は少し笑うと、布団から抜け出した。
月明かりに照らされる白い肌には、赤い跡がアチコチについてある。
それを見て、また少し反省。
この前まではコイツを手放す覚悟までしてたっつーのに、いざ手元に戻るとそんな事できるかって思ってしまう。
男ってのは悲しい生き物だね、ホント。