長編2

□オマケ
1ページ/2ページ

「わりぃ、大丈夫だったか?」

「そんなに心配しなくても大丈夫じゃ。痛い時は痛いと言うから。」

クスクス笑いながら、月詠は言った。

そりゃ大丈夫なのかもしれないけれど、正直やっちまったな感じだ。


月詠が退院して数日経った。

久々に俺は月詠と共に夜を過ごしていた。

正直、最初は何もするつもりは無かったのだが、久々に2人で静かな場所で落ち着いたら・・・いや、そりゃ、俺も正常な男子だからね。ほら、ムラムラと。

だから、最初はするにしても、優しくしようと思ったわけだよ。

だけどね、久々にコイツの白い肌を見て、うっかりその柔らかさに触れてしまったら・・・オジサン、ちょっと張り切ってしまいました。

途中から加減もなんも出来ない状態で・・ハイ。

まあ、月詠も痛いなら痛いと言うだろうけど、そこで自制できなかった自分に反省だ。


月詠は少し笑うと、布団から抜け出した。

月明かりに照らされる白い肌には、赤い跡がアチコチについてある。

それを見て、また少し反省。



この前まではコイツを手放す覚悟までしてたっつーのに、いざ手元に戻るとそんな事できるかって思ってしまう。

男ってのは悲しい生き物だね、ホント。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ