長編2
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「おっせぇなぁ。あいつら、何してやがる。」
「色々調べてくれておるのだろう。」
「・・・なら、帰ってくるまで、ちょっと一試合・・・っぐわっっ!!!テメェ、冗談だろうが、マジで殴るな!!!」
「ぬしの冗談は冗談で終わらぬから、問題なのじゃろうが!!!」
ニャーゴ。
ホウイチの冷たい視線を2人に向ける。
万事屋へ戻って来た銀時だったが、新八達は戻っておらず。
とりあえずは報告を聞かないと先へ進めぬ、と2人と1匹で待っていた。
ジリリリリ
銀時の机の黒電話が鳴る。
「は〜い、万事屋で・・・あ、ジイサン。どうした?」
『オウ、銀の字。からくりが出来たゾイ。試しに使ってみるから、こっち来てみろ。』
「おお!早ぇじゃねぇか。分かった。すぐ行く。」
電話を切ると、銀時は月詠を振り向いた。
「俺はホウイチとちょっと源外ジイサンの所へ行ってくる。お前は新八達待ってろ。」
「分かった。」
「行くぞ、ホウイチ!」
銀時はホウイチに行った。
ホウイチは、少し心配そうに月詠にニャオ、と鳴く。
「大丈夫じゃ。新八達もすぐに戻るだろうし。早くぬしと言葉が通じる方が良いであろう。」
ホウイチは少し首をかしげていたが、ニャゴ、と鳴くと、銀時と一緒に外へ出た。