長編2

□9(完)
2ページ/8ページ


まぶしさに、思わず銀時も目を閉じた。

そして次の瞬間、自分が捕まっていたはずの化け猫の感触が、消えた。


そして次の瞬間、体が落下する。

ドサッ!!!

「痛ぇーー!!」

地面に尻もちをついた銀時が目を開けると。




「どうなってんだ・・?」




目の前には、その場で倒れている猫の大群。

「・・・なんか、眠ってる、みたいですけど。」

新八が、近くにいる猫の体をそっと触って調べている。

銀時は、辺りを見回した。




化け猫も茶色の猫の姿も、そこから消えていた。




ハッと気がつくと、銀時は再び周りを見回す。


「月詠・・・!」


銀時は、金色の猫を探した。

すると、道の端に、小さな光の塊があった。

光の中には、小さな猫の姿。

銀時が駆け寄り、手を伸ばす。

その光は段々大きくなり姿を変え、伏せた人の形となっていった。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ