3Z&パラレル

□CM5
1ページ/4ページ

「じゃ、これで職員会議終わるよ。解散。」

銀魂高校の職員会議が終わると、月詠はさっさと立ち上がり、部屋を出た。

その後ろ姿を見ながら、ケッまだ怒ってやがる。銀八は心の中で呟いた。

月詠と大喧嘩したのは、3日前の事。

銀八のジャンプを月詠が勝手に捨てた事に、銀八がブチ切れた。

月詠としては、一向に片付かない銀八の部屋に業を煮やして行ったことだが、「勝手に女房ヅラしてんじゃねぇ、このアマ!!」という銀八の言葉に、こちらもブチ切れ。

「そんなに嫌なら、もうこの家には来ぬ。」

そう言うと銀八の家を出て行った。

あれ以来、口も聞いていない。

もともと仕事上係わり合いが少ないので、顔も合わせない。



一言謝ってくりゃ、許してやんのに。



「金八、今日わしと飲みに行かぬか?」

坂本の声に、首を縦に振った。



飲みに行ったつもりなのに、30分もすると体が落ち着かず。

店の姉ちゃんに坂本が絡んでいる隙に、俺は帰ると店を抜け出した。

そして、月詠のマンションへ向う。

玄関のインターホンを押しても返事は無く。

携帯を鳴らしても「電波の届かない所にいるか〜」との答え。

あいつが夜出歩くなんて珍しいが、あっちも自棄酒でもくらってるのかな。

その位してくれれば可愛いのに。




仕方なく、携帯でピョコピョコゲームを始める。

何故かこのまま帰る気には、ならなかった。


********

お暇な時間のお供に

無料携帯ゲームはグ○ー

********
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ