ポエム

□贈る言葉
1ページ/2ページ

あの日、あの時の、
あなたの手の温もりは
今でも覚えています

あの日、あの時、
何か違う言葉を、
行動をとっていたら
変えられたのでは ないかと思う

握りしめた
あなたとわたしの手のひら、
一瞬だけれども
一つに繋がりましたね。
とても優しかった

でも、繋がった手と手は
すぐに引き離された


今、あの意味が解っても
あなたはもういない

今、手のひらを合わせても
あなたの返事は聞き取れない

今、手を伸ばせば
届きそうな距離なのに
全く 遠すぎるよ…。

今、あなたとわたしは
こんなにも近い距離にいるのに
遥か彼方に感じるのはきっと、
あなたの瞳にわたしが
映らないからだね



世の流れは変えられない
そこに遺せたのは、
あなたとの温もり、微笑み、
声質(せいしつ)、思い出
楽しかったはずなのに

そこから溢れる感情は
やはり、あなたが目を
覚ましてくれないからだね。


今、あの時の温もりを感じた
次へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ