短編
□1000ヒット企画
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ここは堕天使高等学校。
ここにいるのは個性豊かな先生、そして生徒ばかりだ。
その中の一つのクラス…。
「ほらお前ら!とっとと席つけー!」
担任であるギルバート=ナイトレイ。
昼休みが終わったが未だに席につかないので声を掛けた。
「今日のHRは先日から企画していたパーティだ。すぐに準備を始めるぞ。」
がたがたっと皆席を立ち、担当の準備に取り掛かる。
「死ね土方ァ!」
沖田が声とともに竹刀を振り回す。
「てんめ総悟!何しやがんだ!!」
「ちっ。しくじったか。」
間一髪のところで避けた土方。
沖田は声を小さくすることも無く堂々と言った。
勿論、土方がそれを無視するわけもなく。
「てんめ総悟!覚悟しろや!!」
「ちょっと二人とも!そんなことしている場合じゃないですよ!!」
土方までも竹刀を取り出したので、裟星は慌てて止めに入った。
「アレン〜。」
「なんですかラビ?」
「それとってくんね?」
「…コレくらい自分でとってくださいよ。」
わっかを作っているラビ&アレン。
ラビはアレンに糊を取ってくれるようにいった。
アレンは溜息交じりにそれを渡す。
「君は働かなくていいの?」
椅子に座ったまま動こうとしない桃太郎にオズはあの嘘くさい笑顔で言った。
「当たり前だろ。こいつがやるからな。」
そう言って指をさした先には春日が。
春日はいつものことすぎて苦笑している。
「女の子にやらせるなんて…。」
そこに郁美が便乗。
オズと「ねぇ…」などと言っている。
「いえ!私のことはお気になさらずに!」
乾いた笑いを零す春日。
「クリスちゃん。手伝ってくれないかしら?」
「…分かった。」
妙は九兵衛とともに作業していた。
クリスはちょこちょこと近寄ると作業に取り掛かる。
「どうです〜?進んでますカ〜?」
そこにひょっこり現れたザークシーズ=ブレイク。
「ええまぁ。」
特に気にした様子も無く答えるギルバート。
「なんだァ〜?アイツら真面目にやってるじゃねェか。」
ブレイクの陰から現れた坂田銀時。
片手にはなぜか苺牛乳。
「坂田先生。貴方は授業中では?」
ギルバートに言われ無言で去っていく。
「まぁ確かに彼の言う通りかもしれませんネ。」
ポケットから飴をとり出し舐める。
「ま、今日ぐらいちゃんとやるでしょう。」
日ごろの行いを知っている先生達は真面目にやっている彼らに興味があるのだった。
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