短編集

□2000ヒット企画
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「人が多い・・・・・・」

「クリス、大丈夫!?」

「人が多いの本当に苦手ですね」

人の多さに、顔色を悪くするクリス。

その様子に郁美とアレンは心配そうに声をかけた。

「晴れてよかったですね」

「あっ?何言ってやがる」

春日の言葉に、桃太郎は嫌そうに返す。

「おはよう、春日」

「あ、おはようございます!雉さん!」

そう挨拶を返せば、すぐに猿と犬の姿が現れた。

その2人にも春日は笑顔で挨拶する。

「2人とも!そろそろ準備してくださいっ!!」

「死ね、土方ァ!!」

「総悟!覚悟しろや!!」

裟星が止めようとするが、全く聞く耳を持たない。

今日も元気に様々な挨拶をかわす生徒たち。

そうです。

コラボだよ!全員集合!?第2弾!!

ここは堕天使高等学校。

今日は、堕天使高等学校の体育祭の日。

天気は雲ひとつ無い快晴で、まさに体育祭日和だ。

校庭には、学校の先生と生徒のほかに保護者の姿もある。

「女子のリレーがまもなく始まります。参加者はすぐに準備して並んでください。」

そのアナウンスが流れると、参加する女子たちが動き出した。

「バトン落としたらどうしようっ・・・」

「大丈夫よ、春日。みんなで頑張りましょう!」

不安そうに呟く春日にリナリーが笑顔で励ます。

そして、全員が定位置につく。

ピストルが掲げられた。

パァン

銃声の音とともに全員が駆け出す。
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