「きょーうじゅ!」

「…なんだ」

「やっだなーもーそんな顔しないで!はい口を横に広げてー」

「やめろ馬鹿者」

「はいっ学級文庫っ!」

「そんな古典的な手にのるか」

「いいからセイ!がっ・きゅ・う・う・ん・こ!あっ間違えちった」

「低能な人間はこれだから困る。我輩は忙しいのだ」

「ちょっと教授ー」

「知らん。貴様のような人種と知り合いだった覚えもない」

「あー知らないんだー。いいもんね、この間くすねた真実薬で隅々までポロリさせてやるんだから!」

「やはり貴様か、我輩の貴重な真実薬を盗んだのは」

「知ってて無視したんですか?」

「関わりあいになりたくなかったものでな」

「酷い!私はこんなに教授を愛してるのに!」

「…」

「教授?」

「…ああ、一瞬理解不能言語が聞こえたような気がしたが気のせいか」

「人の愛の告白にも動じないなんて鬼!悪魔!外道!でも好き!」

「くだらんやり取りにこれ以上時間を使う気はない。今すぐ失せろ」

「解りましたよー、じゃあまた十分後に来ますから!」

「絶対に来るな」

「では教授、また後で!」

「フン、人の話を聞かぬ五月蠅い小蠅め」



(こちらから触れようとすると、いつも先手を取られる)





一言で足りるのなら残したまえ



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