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□第一回座談会
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第1回
3ジャンル座談会

なんとか仕上げましたが、本当にぐだくだですが、楽しんで頂けたら幸いです







夏休み、晴天の中東京都内の某所を歩く二人組がいる

「なんでこんなことしなきゃなんねぇんだよぉ」


「もう、文句言わないの吾郎くん」

文句を言う茂野吾郎
その前方を紙を見ながら進む佐藤寿也

「にしたってよ…って」

「ここ…だね」


二人が辿り着いたのは庭だけで野球場を越えるかと思われる"大豪邸"まさにその言葉がぴたりと当てはまる屋敷

とりあえず門のそばにあるインターフォンを押してみる



《はい、どうぞ》


しわがれた声の男性の声が聞こえたと同時に門が開く

屋敷までの長さに圧倒されながらも辿り着いたその屋敷では


「「「いらっしゃいませ」」」


何十という人が出迎えていた


「佐藤さまと茂野さまですね、こちらのお部屋でみなさまお待ちです」


インターフォンの声の主が二人を案内する


迷いそうな屋敷内をすいすいと進む執事を見失わないようぴたりと付いていく二人


ある部屋の前で立ち止まった

こんこん

「入れ」


ノックをすると中から男の声がした


「こちらのお部屋でございます」


執事に誘導されるがまま入ったその部屋の中には


栗色の髪に青い瞳西洋美人
その横には黒髪、黒い瞳の丸眼鏡

少し離れたところには黒髪でつった目が印象的な学ラン
そのすぐ横で一人だけ場違いな雰囲気を醸し出しているリーゼント


その異様な光景に早くも逃げ出したくなったが、来て早々逃げるわけにも行かず

歩みを進める


「あの…待たせてしまいましたか」

じっと見てくる四人の視線に尋ねる


「…僕を待たせるなんていい度胸してるじゃない」


学ランがどこからともなくトンファーを取り出す


「まぁ、時間には間に合ったみてぇだし、許してやれよ」


凶器を持つ相手に命令口調、上目線で放たれた言葉

それは先程の声と同じで


「じゃあ、まず自己紹介だ」

その言葉に丸眼鏡が動いた
「…跡部、そない急に話し進めても状況飲み込まれへんで?」

「そうだぜ。何なんだよ、この日時と会場しか書いてないこの手紙はっ!」

まともな意見から文句をたれる吾郎


「あぁん?」

鋭くにらみつけられ頬が引きつる


「私が説明しましょう」

いきなり出しゃばったのはリーゼント

身なりの割りにはまともそうだ


「まず、何故この三組が集まったかというと、「110人越えおめでとう記念」という企画だそうです」

「はぁ!?でわざわざ俺たち呼ばれたのかよ」


「ちょ、吾郎くん!?」


あまりに馴染むのが早い相方に焦る寿也


「で、なんかしゃべってろと。そういうわけ。はぁ、まったくくだらない、僕だって忙しいんだ…」

「で、名前も分からないんじゃ話もできねぇってんで自己紹介だ。」


(なんて自由な人たちなんだ…こんなんで平気なのか?)




「俺は茂野吾郎。野球やっててピッチャー。で、こいつが佐藤寿也、俺の相方。」

思い悩んでいるところに相方の越えに思わずこける

(吾郎くん、君も自由人だったね…)


次々に自己紹介を済ませていく

西洋美人が跡部景吾
丸眼鏡が忍足侑士
学ランが雲雀恭弥
リーゼントが草壁哲也


跡「さて、自己紹介も済んだことだし、はじめるか」

佐「あのぉ」

跡「あぁん?」

佐「何で集まったかは分かりましたが、何をするんですか…?」

雲「何だっていいじゃない、めんどくさい」

忍「ほな、110突破記念やし、それについて話せばええんやないか?」

跡「だそうだ」

茂「そうだな、とりあえず、みんな見てくれてありがとな」

佐「吾郎くんが真面目だと気持ち悪いね…」

茂「ひっでぇな」

雲「にしてもこんなぐだぐだでよくそんなにも人が来たもんだよ」

草「えぇ。データによるとしのぶは面倒と言う理由でリンクもランキングにも参加してないみたいですね」
跡「アホなヤツだぜ」

忍「ほんまやな、おれらが王道やから首が繋がってるようなもんやで」

雲「…ちょっと、どう言うこと?」

忍「やから、自分等はおまけやて言うとんのや」

草「お言葉ですが忍足さん、雲雀の人気はあなたを遥かに上回ってるんですよ」
跡「ばか、コイツなんてのはな、底辺から微妙に飛び出たくらいの人気なんだよ」

忍「跡部、それはひどくあらへんか」

茂「寿也もなかなか人気あるとおもうけどな」

佐「吾郎くん…」

跡「確かに可愛い顔してんじゃねぇの?あぁん?」

佐「ちょっ…跡部さんっ近っ」

忍「っちょ、跡部やめぇ」
跡「あぁ?いいじゃねぇか」

忍「…後でお仕置きされたいん?(にっこり)」

跡「…(青ざめ)」

佐(この怯えよう、いったい何をされるんだろうか…?)

雲「僕はもう出かける時間だ。赤ん坊に呼ばれてるんでね」

草「お先に失礼します」


バタン


茂「何だよ?もうおしまい?」

忍「そやなぁ、おれもこれから跡部にお仕置きせなあかんから、せっかく来てもろたんに悪いけど、お開きや」

跡「え?」

佐「えぇ、またの機会にまた…」

忍「今度会うたらお仕置きの仕方教えたるな」

佐「ぜひ!」

茂「ちょ、寿!?」

佐「さぁ、吾郎くん邪魔しちゃ悪い。帰るよ」

跡「ちょ、まてっ」

バタン


佐(次が楽しみだなぁ)

茂「寿が悪い笑顔をしてる…」



END

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