新志短編1

□有希子の部屋!?
1ページ/3ページ

今新一はアメリカのテレビ局のスタジオにいる。
どれもこれも有希子のせいだ。

アメリカのケーブルテレビプロデューサーが銀子の部屋を日本で見て気に入った為
アメリカで一度同じようなテレビを作ってみたかったそうだ。
その名も「有希子の部屋」

「本番行きま〜す!」

♪〜♪♪〜♪♪♪♪〜♪♪

「皆さんこんにちは♪工藤有希子です。ナイトバロニスといった方が分かりやすいわよね?」
 (またこれだ by新一)
「ゲストは探偵の工藤新一君です。私の息子なのよ〜♪」
「なぁ母さん、その♪やめてくんねぇか?」
「いいのいいの♪」
こういう番組はドラマと違うのでどこまでもマイペースである。

「新ちゃん。そろそろ赤ちゃんが生まれるのよね?どう今の心境は。」
「今の心境ねぇ…。まだ実感がねぇんだ。父親ってそんなもんなのかなぁ。」
「そうねぇ。優作が言ってたわね。父親は子供が生まれるまで父親の実感がないって。」
もうすでに普通の親子話になっている。
「鼻の穴からスイカが出るほど痛いって本当なのか?」
「えぇ、でもスイカなんてものじゃないわよ。男の人には無理でしょうね。」
「け…結構ですι」

「新ちゃん志保ちゃんとはできちゃった婚だけどどうやってプロポーズしたの?」
「なっ///んなことここで言えるかよ//」
「まぁ、照れちゃってかわい〜。でもちゃんとしたプロポーズしてないんでしょ?志保ちゃんに聞いたわよ?赤ちゃんができたって言ったら走って役所まで婚姻届をとりに行って突き出しただけだったそうじゃない。」
「おい!何で知ってんだよ!」
「あら、図星だったの?私は優作がしたことを言ったのに」
にやりと笑う有希子。
「でも父さんってそんなにあわてるとこみたことねぇけど?」
「そうね、あなたがおなかのことにいるって言ったときとあなたが生まれた時ぐらいかしら。あの人があわてる姿面白いわよ〜」
ちなみにこれは生放送である。

〜〜アメリカの工藤邸〜〜
優作は苦笑していた。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ