物語
□蜂蜜色の恋
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自分の気持ちに気がついてからいつにもまして騒ぐようになった。
悪戯もエスカレートしたし、騒ぎすぎて声が掠れるほど騒いだ。
結果、怒られる回数も増えたが余計なことを考える時間はなくなった。
そして何より、
シカマルの傍にいなくなった。
今まで毎日のように遅刻していたのをやめた。
教室での座る位置を変えた。
一人になれる場所に行かなくなった。
たったこれだけなのにシカマルとの距離は遠くなった。
前にもまして視線を感じるがそれも無視した。
『俺』が離れれば、もうシカマルのことを悪く言わなくなると思ったから。
また勘違いだったと周りから言われて傷つきたくなかった。
大人達が話しているのをシカマルが聞いてしまう前にやめさせたかった。
きっと聞いてしまうとシカマルも不快になると思うから。
『俺』の事だけならいいのに
貴方が傷つくのは許せないの
だって始めて好きになったんだから・・・
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