物語

□蜂蜜色の恋
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あの日から結構たった。


1人でいることを見せ付けるために人通りの多い場所に出向いた。

人影に紛れて攻撃してくる人も多かったけど、見える傷なんてすぐ治るし気にしなかった。



大人達もシカマルの話をしなくなってきた。

もう大丈夫だと思うと嬉しくなった。



あれ以来シカマルは『俺』を見なくなった。

少し寂しかったけど、これでシカマルのことを言われないと思うと我慢もできた。



アカデミーでいつもニコニコして元気いっぱいに騒いでいるから、みんなは『俺』の隣にシカマルがいたことなど忘れていった。






「・・・・・・新しい・・・護衛・・・?」


じいちゃんにアカデミーが終ってから火影室に来るように言われ、『俺』に新しい護衛がつくということを告げられた。


「あぁ、新しく暗部が入ってな・・・どうしてもと言われたんじゃ」
「・・・・・・・・・」



護衛という監視。


『俺』が里を裏切らないか

『俺』が『狐』に飲み込まれてないか



『たまにいる里の者からの被害をなくすため』



とじいちゃんは言っていたが今までの『護衛』は誰も守ってくれなかった。
ただ見ているだけ。



夜になると家の周りに結界を張り、『俺』が逃げられないようにして自分達は帰っていく。


好き好んで『俺』なんかの傍には居たくないのだろう。



でもそんな『俺』の『護衛』をかってでた人がいた。


どんな人か気になるけど怖かった。




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