真選組

□●格好いい台詞20題
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パトカーから降り目の前の惨状に眉が寄る。
残骸が散らばるホテルの入り口には割れたガラス、壁に走る刀傷、焦げた柱、過激派の攘夷浪士が襲撃した跡が生々しく残っている。

「ずいぶん派手にやってくれたな」
「副長!攘夷浪士共は最上階に逃げ込んだようです!!」
「そうか」

攘夷浪士の野郎と土方が苦虫を潰した顔をする横で、近藤が「あぁ〜…あのトシ」と申し訳なそうな顔をして挙手している。

「なんだよ近藤さん」
「いや、トシ…あの入り口の惨状…総悟なんだよね☆」
「…は?」
「浪士達は入り口をただ占拠して、要求を言ってたんだけど…総悟が『面倒くせぇなぁ』って…」

バズーカでドカァーンッ!!って…。

「…マジで?」
「マジで」
「…マスコミには…」
「……まだバレてない」
「………」
「………」

二人の間に沈黙が落ちる。
とりあえず、今する事は―――

「…は」


「派手にやってくれたな!攘夷浪士共ォォ!!覚悟はいいかアァァア!!」
「え…ちょ副長!?いきなり何を…」
「行くぞお前らアァァァア!!突撃ィィイ!!」
「「「オオオオオオ!!」」」
「きょ、局長まで?!」


隠ぺいするしかない



03:「派手にやってくれたな。覚悟はいいか」

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