08/22の日記

20:56
バカラの冒険 零章
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『今何時だ?』
時計の針は両方12の方向を指している。・・・遅刻したようだ。
『くそっ今日は球技大会だったのに』
そう今日は球技大会だったのだ
運動会・文化祭・遠足・修学旅行に並ぶ授業がないのに出席日数に加算される大切な日だった。

俺の名前は『大葉 辛男』通称『バカラ』このあだ名は結構気に入っているしみんなからも愛されていると思う
俺はみんなの想像通り楽する事に命を賭けている。
なので今日みたいな日に遅刻などあり得てはいけない事だった。

制服に着替えてさっさと学校に向かった。しかし学校には誰の姿もなくグラウンドに大きな穴が一つあるだけだった。
その穴は覗きこんでもそこが見えることはなかった。
『なんだこの穴は
かなりベタなセリフを吐いた俺だったが内心とてもドキドキしていた。

一旦家に帰り私服に着替えてまた学校に戻ってきた。

『待ってろよ地底人
と叫んで俺は穴に飛び降りた。
この後あんな事が待ち受けているとは知らないで・・・・。

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