□続:ナルト女難?
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@朝の慰め
カカシ先生がAランク任務に出掛けて一週間。
最初の数日はカカシが居ない間をのびのびと過ごしていたが、一週間も経つと何か物足りなくなってきた。
別にこんな事は前からあったのだから、今更…と思わないでも無かったが、何故今回に限ってこうも淋しいと思うのか。
一週間ぶりのオフの朝、目を覚ましぼんやりと今日の予定を考える。
けど脳裏に浮かぶのは、〈あの日〉の朝、カカシによって暴かれた破瓜の時の事。
胸を摘まれた時の、身体が溶ける様な快感。
『恋人同士が繋がる場所』と、カカシが指で触れた陰唇――昨日そこから溢れる愛液に初めて気付いた時、この年になってオモラシか!と驚いたが、〈あの日〉もこんな風に濡れた事を思い出した。
まだ慣れないそこへ触れてみれば、カカシの声が蘇り快感に腰を震わせた。
――怖がらなくていいよ…息を吐いて…――
陰唇の肉襞の奥に隠れた肉芽を指で弾いた。
「んっ…はぁ……」
――いい子…ちょっと我慢してね…――
カカシの指遣いと言葉を思い出しながら己で慰めてみるが、男の時の様にはうまく頂に辿り着けず、じれったい快感の波間に漂うだけだった。
ナルトは身体を丸め、カカシの枕に顔を埋めて涙を零した。
「先生、早く……帰ってこねーかな…」
今、帰里を願う相手が綱手でなくなっているのに、ナルト本人気付いているかは定かでない。
【続く】