□続:ナルト女難?
2ページ/37ページ

Aお買い物




ダラダラ寝ていても仕方が無いので、久しぶりの買出しに行く事にする。

カカシ先生が帰って来る予定でも分かれば、野菜とか魚も買って行こうかとも思うが、まだ掛かるんじゃないかと云う同僚サクラの話に、生物の購入は控える事にする。

自分も何時なんどき中期任務に付くか分からないから(下忍では長期任務は基本的無い)、腐り易いモノは買えないからだ。

……野菜を買わない言い訳じゃないぞ、と心の中で誰にともなく言い訳してみる(笑)。


でも……スーパーで魚コーナーのおっちゃんに挨拶してたら干物を勧められ、一匹購入。 もしカカシが帰って来ても、ヒラキ干しだから半分こ出来るし。

何時ものお気に入りのカップ麺を幾つかと、お塩と鰹節(先生に買っておけって云われてたの思い出した)、んでもって、野菜売り場のおばちゃんからは何時もの推しの強さからキュウリを勧められ数本買った。

味噌好きなナルトに、キュウリに味噌を付けて食べると美味しいと教えたのはカカシだ。

そして、偏食大王なナルトの為に、魚や野菜を勧める様にスーパーの店員に頼んでおいたのも、カカシだと云うのは隠れた真実だったりする。


スーパーを出た所で、ナルトは離れた所から走って来たサクラに気付く。

サクラもナルトを探していたらしく、真っ直ぐ駆け寄って来た。

「綱手様、戻ったわよ…」

「ホントだってば?!」

「今ちょうど執務室で、シズネ先輩の報告を聞いてる所だから…」

ナルトは買い物袋を持ったままだが、腐るモノは無いかと思いなおしそのままアカデミーへ行くことにした。




【続く】
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ