捧&宝物
□不思議な世界
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目が覚めると俺達は知らない場所にいた。
高いビルがたくさん建ち並び、ブロロロという音をたてながら凄いスピードで移動せる四角い鉄、
そんな中にうじゃうじゃと虫みたいにたくさん人がいて…
何というか『ジャングル』だった。
ジャングルといっても草や木などは少し、というか殆ど無いのだが…
「「ガジ!!!ここどこ!?何なの???」」
サクとタクは先程からずーっとビクビクしている。
こんなだから戦わせられないんだけど……ってそんか事は置いといて。
「俺も全く分からないんだ」
まずここでボーッとしてるのも意味がないのでうろちょろと歩き回った。
俺達はたくさんの人にジロジロと見られたし、太っていてチェック柄服を着た人には「君達何のイベント出るの?」などと聞かれた。
正直気持ちが悪かった。
そんな時、
「ガジー…僕お腹すいたよー…」
「僕もー…林檎食べたぁい」
この世界に慣れてきたのかサクとタクはお腹がすいたと言ってきた。
そういえば起きてから何も食べていない。
どこかに食べれる物はないかな?と探しながら歩いていると野菜がたくさん売っている所があった。
そこで林檎を見つけたので買うことにした。
「その林檎3つください」