俺についてこい!

□クラスメイトと生徒会!
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「ふぁ…眠ぃ…」

「あ、ほら早く早く!朝飯食おーぜ」

「!…ご飯!」

飯の一言で俺の頭はかんっぺきに覚醒した。
共同スペースの広いリビングのでかいテーブルの上にはキラキラと輝く和食が並んでいた。

「いっただっきまーす♪」

とにかく腹の減った俺は近くの卵焼きを食べた。あ、俺の好きな甘い味付け。

「うまっ!」

「良かったー。俺、久しぶりに作ったから心配だったんだよな」

「これ徹が作ったのか?」

「あぁ。俺が」

満面の笑みでさも当たり前のように自分を指差す徹。
かなり意外過ぎる、けど美味いからよし。

「すげぇな…毎日、作ってんのか?」

「いや、いつもは食堂。今日は隼人に食べてもらいたくなってさ」

「そうか…ありがとな」

笑いながら礼を言うと、徹は顔を赤くした。俺はそれを気にも止めず、黙々と朝飯を堪能した。







「職員室、ここな」

クラスが分からないだろうと職員室へ案内してもらい、徹が目の前のドアを指差す。

「転入してきたって言えば、多分先生が来るから」

「ん、サンキュな。じゃあな」

「おう、じゃあなっ」

にんまりと微笑んで手を振りながら廊下を去っていく徹を見送りながら、徹のクラス聞いてなかったな、なんて思いながら、職員室のドアを一気に開ける。

「失礼しまーす」

室内に入ると同時に先生達は手を止めて俺を疑視した。
…ちょっと怖いです。

「…あの、俺転入してきた坂下隼人ですけど」

遠慮がちにそう言うと、先生達は何事もなかったようにまた動き出す。

なんなんだよ…。

「おい、」

「ふわぁい!?」

どうすりゃ良いんだと顔を俯かせるといきなり頭上から声を掛けられ、奇声と言う名の返事をした俺。
羞恥に耳を赤くしながら、恐る恐る原因の奴を見上げる。

「…ホスト」




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