俺についてこい!

□生徒会役員の支配!
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「…わかった。ただし、生徒会専用席に来い。そしたら奢ってやるよ」

「よっしゃ♪もち行く「ダメ☆」……え」

食べ物に囲まれた幸せな未来を思い浮かばせていると、俺様な笑みを浮かべた嵐先輩が偉そうに言う。
目を輝かせながら頷こうとしたところに千種が制止をかけてきた。何で、と問う前に千種が間発空けずに続ける。

「会長、僕の命令もまだありますよ?まず一つ、この一ヶ月、生徒会は人前で隼人に近付かないこと。出来ればこんな奴らには一生近付いてほしくないけど☆」

ふふ、と笑いながら毒付く千種に俺は言おうとした言葉を飲み込んだ。これが天然だから千種は本当に怖いもの知らずだと思う。

……そいや、千種ってタチなんだっけ。可愛いからネコに見えるんだけどなぁ…

なんて違う方向に思考を巡らせていると嵐先輩の舌打ちが生徒会室に響く。

「チッ……ならどうやって隼人に奢ればいいんだよ」

「…方法がありませんね。カードを貸す訳にもいきませんから」

眉間に皺を寄せた嵐先輩は苛立たそうに言うと高級そうな椅子に背を預けて千種を睨む。由紀先輩も首を傾げて言うと千種へ目を向けた。
俺も千種を見つめて目で訴える。

奢りの命令はなしとか、なしだからな…っ!

「あ、そこまで考えてなかったや。じゃあご飯の時だけ生徒会が隼人に近付くの許してあげる☆」

「…わかった」

どうやら俺の思いが伝わったようで。紡がれた言葉に安堵の息を吐く俺。自然と笑みが溢れてしまうのは仕方ないと思う。それを見た三人が目を背けた事に俺は気付かない。

そんなこんなで今のところ、命令はこれくらいだと話は終了して、俺と千種は教室へ向かった。







「おはよ、隼人」

教室へ入る寸前で声を掛けられ振り返ると、背後にはジャージ姿の隆司が立っていた。おはよ、と笑顔で返すと一所に教室へ入る。

「「「………」」」

「……お、はよ…?」

教室へ足を踏み入れた瞬間、突き刺さる視線に思わず硬直する。

な、何でそんな冷たい目で見てくるんだよ…!





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