小説

□不安な日々
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-----瞳が小学校4年の頃

「こっちパスして〜」

ヒュッ- - - -

空気を押しどけ
一つのボールが瞳にむかってとんでいく

瑞樹の返事がないのはいつものことだ

でも


たったそれだけで
 
私は
     不安  になる



……瑞樹は私のこと嫌いなの?…



毎日おなじ感覚におそわれる


そのたびに

……そんなことない。嫌いならバスケなんかやるはずないじゃん……

って自分に自分でいいきかせてる




そう考えながらシュートをする。

ドリブル、そしてシュート   

   いつものことながらシュートはきまらない

進む先をまちがえる


   自分と同じ


瑞樹のことで悩んで不安になって

 どこへ進めばいいのかわからなくなる



瑞樹の本当のきもちが知りたい




 
 す き な の ?



    き ら い な の ? 





   ほんとうはどうおもってるの?
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