私の人生非日常

□少しの勇気
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『ん……蔵?』

「侑士、李華起きたで!!」

「李華!!」

『あ……』



そっか、気絶してたんだ

……謙也は私の中にいる、か



「大丈夫なんか!?」

「侑士落ち着けや」

「お前が落ち着き過ぎやねん!」

『………』



こんなに心配してくれてたんだ


なにやってるんだろう、私は

自分だけが背負えばいいとかで隠してたんじゃない

自分が弱かったから隠してただけ


勘違いしてた

この世界で一歩を踏み出したと思ってたのに

全然進んでいない


この二人には本当のことを話そう

進むんだ、この運命の道を


少しの勇気

((謙也の言ったように話してみるよ))(その時[頑張れ]って謙也が言ったような気がした)


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