main

□風の強い日。
4ページ/4ページ

「何やってんだ・・・てめぇ・・・雲雀・・・」

「何さ、僕とやるって言うの」

フォンの上からひょいと雲雀は起き上がる。
手にはもう、トンファーが握られていた。

「ちょ・・・止めて下さい2人とも・・・」

「「フォンは黙ってろ(なよ)」」

「私の部屋で闘わないで下さい。外でやって下さいよ、全く・・・」

「「解ったよ」」

見事にハモる2人。
そして、2人は出て行った。

「全く、この風が強い日に・・・大丈夫なのでしょうか」

「お前が悪いのだろう、フォン」

「あ・・・ラル・・・ミル・・・チ?」

「何でうろ覚えなのだ(怒)」

「あ、すいません、私は覚えが悪くて・・・(嘘)」

「顔に“嘘”と書いてあるぞ」

「あ・・・はは・・・」

ぎこちなく笑うフォン。
ソレを見て、ラル・ミルチの顔が綻ぶ。

「全く・・・可笑しな人だ」
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ