幻想異文録〜異妖編〜

現世(2108年)から百年前−

最も大きな大戦が起こった−

それは人間への教訓だといえよう−

失われた多くの命−

弱きを挫き強きは生き延びる−

それがさも当然となった人間−

上に立つ者は下を潰し自分だけ生き延びる−

結局人間は自分がかわいい−

誰もそこに倒れる弱い少女を助けようとしない−

同じ人間なのに人間は人間を殺す−

それが世界の現状−

だが人間は確実に自ら破滅への道を歩んでいる−

それに気付いているのは何人いるだろう−

幻想異文録と呼ばれる巻物とそれらを持つ神将と呼ばれる者−

これは、そんな神将の物語−

−白紙の巻物はこれから描かれる未来−

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