リクエスト小説

□喧嘩するほど仲がいい
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西遠寺家──────


「もうー!!彷徨…
何で起こしてくれないのよ!!
未宇のお弁当作るの間に合わなくなっちゃう〜」


そう叫んだのは西遠寺未夢。

旧姓 光月未夢。


「お前がアホ面で寝てるからだろ。起こす気なくす…」


そう答えたのは西遠寺彷徨。

未夢と結婚し、父に変わって寺を継いでいる。


「アホ面とはなによー!!
彷徨だって女の子みたいな可愛い顔して寝てるじゃない!!」


「女の子とはなんだよ!!」


とまあ、昔から変わらず喧嘩が絶えない2人。



「パパ、ママ…」


そう2人を呼んだのは14歳になる2人の子供 未宇。


「おはよう、未宇。
ちゃんと起きたね!!
じゃあ朝ご飯にしようね♪」


未宇の登場に2人は喧嘩を止めたのだった。


未宇の髪は未夢譲り。
未夢のママ、未来曰わく"昔の未夢にそっくり"らしい。

彷徨にはあまり似てないようだが、彷徨本人は気にする様子はなく、未夢にそっくりの我が子が可愛くて仕方がないようだ。
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