daigo

□ついて行くから。
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買ったばかりのワンピースにお気に入りの靴。
耳にはあなたからもらったイヤリング。

お化粧をちょっとだけして、家を出た。


待ち合わせ場所は時計台の下。

余裕を持って10分前に着いたのに、私がつく頃あなたはもういて、私を見つけて手を振ってくれた。

少し走ってあなたの胸に飛び込んだ。


「ダイゴ、着くの早すぎ!」


「彼女を待たせるわけにはいかないからね」

そう笑ってダイゴは右手を差し出し、行こうと合図した。
私はその手に左手を絡め、彼の一歩後ろを歩いた。


行く先は知らない。
私は彼に着いてくだけ。


でも、それが私にとって幸せなこと。

あなたとなら、どこまでも。


end

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