幻想入り(仮)3

□「永遠亭」
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紅魔館 門前
現「あれは・・・」
紅魔館前から、なにやら戦闘音が聞こえる。
レミィ「なにやってんだか・・・」
よく見ると、虚と水鳥が戦っている。
メイリン「あ、お嬢様、おかえりなさい」
レミィ「ただいま」
現「ただいま」
メイリン「あの方達は本当に人間なんですか?」
レミィ「現、どうなの?」
現「・・・多分」
水鳥「当たれぇ!!」
バンッ!という鈍い音が鳴る。やはりガタがきているようだ。
虚「はぁ!」
虚は銃弾を刀(鞘)で弾く。弾いた銃弾は水鳥の元へ帰っていく。
水鳥「!」
バンッ!
水鳥は跳ね返ってきた銃弾に銃弾を撃ち込み方向を変える。
現「普通に避けないんだもんなぁ・・・」
メイリン「虚さんはなぜ抜刀しないんです?」
現「その方が強いからさ」
メイリン「?」
レミィ「抜刀して、銃弾を斬った方がいいような・・・」
虚「!」
虚は瞬きをする間もない程の速度で水鳥の目の前へ・・・
レミィ「はやっ!」
虚「せい!」
水鳥「なんの!」
水鳥は虚の斬り上げを銃を使って受け止める。
現「まぁ・・・斬撃というより打撃ですからね」
メイリン「ははは・・・」
水鳥「これなら避けれないよね?」
水鳥はもう片方の手に持っている銃を虚の頭部に突き付ける。
虚「どうだろうね」
水鳥「うわ!」
足払いが決まる。
虚「トドメだ!」
水鳥「!」
水鳥は咄嗟に虚に突き付けていた銃で発砲。
虚「な・・・」
足払いを受けてどの方向に撃ったかわからないが、命中はしたようだ。
水鳥「いたっ!」
倒れる。
虚「くっ!」
虚は倒れた水鳥に刀を振り下ろす。
水鳥「がはぁ!?」
レミィ「ちょ!?止めた方がいいんじゃないの!?」
現「多分、大丈夫かと」
レミィ「え・・・」
水鳥「痛い〜」
虚「こっちは肩を撃ち抜かれましたよ・・・いてて」
メイリン「ほとんどダメージはないようです」
レミィ「なにこの化け物集団・・・」
水鳥「あ、レミリア〜現〜おかえり〜」
虚「おかえりなさい」
レミィ「え、えぇ・・・」
現「またやってたの?」
水鳥「暇だったからね、殺し合いをw」
メイリン「殺し合いって・・・」
レミィ「いつもこうなの?」
虚「暇な時はw」
現「外の世界にいた時はエアガンと木刀でやってたよね」
水鳥「そうそう、虚は木刀だよ?下手したら死ぬって・・・」
虚「エアガンだって、殺傷力のあるものがあるじゃないですか」
水鳥「わたしが持っていたものはね」
レミィ「そのケガ、どうするのよ」
虚「肩を撃たれたのは予想外でしたね・・・」
水鳥「後半は実弾を撃っているってこと忘れてたからねwww」
虚「殺す気だったようです」
現「しゃーない。少し痛いけど、我慢してくれ」
にとりに改造してもらったナイフを取り出す。
虚「っ!?」
レミィ「現!?」
現が虚の腕を肩から斬り落とす。
水鳥「なにやってんの!?」
現「待ってて」
再生「完全修復」
虚の腕が斬ったところから再生する。
虚「回復した?」
水鳥「なんでわざわざ斬り落とすのよ」
現「銃弾程度の穴の傷を修復するって大変なんだよ。それなら腕を再生させた方がいい」
レミィ「そういえば、細かいところの再生には向かないって言っていたわね」
現「そうです。」
虚「不便だね」
現「これでも前よりは便利になったよ?元は自分しか修復の対象にできなかったんだから」
水鳥「じゃあ、いずれ、細かい箇所の修復も?」
現「修復できないことはないけど、面倒なんだよ」
レミィ「そろそろ、入ろうよ」
現「あ、はい、わかりました」
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