Snow White
□ある人との思わぬ再会
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瑠璃華とツナ達が友達になってからあっという間に時間が過ぎ、時計の針は12時を指していた
みんなが自分のお弁当を広げ、ワイワイと盛り上がる
「瑠璃華ちゃん、お弁当食べよう！」
「うん！」
ツナに声をかけられ、瑠璃華が机の上でお弁当を広げようとした時、ツナは慌てて声をかけた
「あ、瑠璃華ちゃん、ここじゃなくて…屋上で食べない？」
「…おくじょう？」
おくじょう…屋上…
瑠璃華は頭をフル回転させる
「…【屋上】、建物の最上部に人が出られるように作られた平らな所、もしくは屋根の上…」
「…瑠璃華ちゃん？」
ぶつぶつと呟く瑠璃華にツナは不思議そうになる
そのことに気づいた瑠璃華は、ハッと気がついた
「あ、ごめん！今のはつい癖で…あと私、屋上…今まで行ったことないんだけど…」
「(癖!?今の癖なの!?)…え、屋上に行ったことないの？」
「うん…あ、噂でなら聞いたことあるんだけど」
「(噂って…)」
真顔で話す瑠璃華に、ツナは心の中で静かにツッコむ
そうしていると、こっちにやってきた山本が笑顔で話してきた
「ん？まあ細かいことはいーじゃねーか！屋上は気持ちいいぜ！」
「そうなの？」
「ああ！」
そう言って爽やかにニカッと笑う山本に瑠璃華も少し笑いながら、
「じゃあ、屋上行ってみたい！」と答えた
そして、荷物を持つ
「じゃ行こ「おじさんにチューさせてくれ〜！」
「キャー何この人!!」
「ヘンターイ!!｣
…廊下から、女子生徒の悲鳴が聞こえた。
どこかで聞き覚えのあるような、馬鹿っぽい声と一緒に
「(…あれ？この声は……)」
「……この声は…！」
ツナは冷や汗をかきながら、そろりと廊下を覗いた
そこにいたのは、嫌がる女子生徒をナンパする…
「Dr.シャマル!!」
…そして女子生徒にビンタされていたのが見えた