Snow White
□ある人との思わぬ再会
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「なんだ、ツナじゃねーか。そんなところで何してんだ?」
「それはこっちが言いたいよ!てかここは、オレが通ってる中学校ですから!そしてなんで並中に、あんたがいるんですか!?」
…ツナが懸命にツッコむが、多分シャマルには、そんなツッコミは効かないのだろう
シャマルは女子生徒にビンタされた頬を押さえながら、ツナ達の方に歩いてきた
「おーいててて…最近の女の子はおてんばだねぇ」
「オレの話聞いてます?!」
ツナがシャマルにツッコんでいると、騒ぎを聞き付けた獄寺達が走ってきた
シャマルを見た獄寺は、一瞬でその表情を嫌そうにゆがめる
「げ、シャマル!」
「おー隼人。元気にしてたか?」
「オレに近寄んじゃねー!このスケコマシが!!」
「えぇ!?獄寺君って、シャマルと知り合いなの!?」
「え、えぇ…昔、アイツはウチの城の元専属医でして…」
「隼人やビアンキのちっこい頃のことも知ってるぜー?」
自慢げに話すシャマル
だが獄寺は「ウェッ」と顔をしかめていた
「あれ?あの時の面白いおじさんだ」
「…何このオッサン」
京子も花も、ツナ達の様子を見に来ていた
その後ろには瑠璃華も立っていてこうポツリとつぶやいたのだ
「…シャマルさん…?」