Snow White
□放課後は新たな出会い
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「ここが、並盛商店街だぜ」
「わぁ…!」
「なんでも揃ってるから、買い物はココでしてくといいよ!」
今、瑠璃華達は人で賑わう、並盛商店街に来ていた
そこはいつも活気溢れ、たくさんの人々が行き交う場所
そんなたくさんを人を見て、瑠璃華はとても驚いていた
「たくさん人がいる!」
「ハハッ!みんなここで、買い物してくからな」
「…つか、このくらいの人は普通なんだよ」
「そうなの?でもすごい!こんなにたくさんの人が…」
「あら、隼人じゃない」
突然聞こえた女性の声
この声に気付いた瑠璃華は、ゆっくり振り返ってみると、そこに立っていたのは、亜麻色のロングヘアーをたなびかせた1人の女性…
「あなた達、何してるの?」
「ビアンキ!」
女性に気付いたツナが叫ぶ
その女性は、"毒サソリ"の異名を持つ妖艶な殺し屋…
ビアンキだった
ビアンキを見た瑠璃華は、ひそひそとツナに尋ねるが、ツナは焦ったようにしどろもどろになる
「あれ?沢田君の知り合いの人?すごく綺麗な人だね!」
「あ!いや、知り合い…っていうか…なんていうか…!(なんつータイミングだよ!まさか瑠璃華ちゃんに、殺し屋だなんて言える訳ないし…!あーどーしよー!!)」
ドサッ
「?」
また突然聞こえた、何かが落ちるような、軽い音
また瑠璃華が振り返ると…そこには持っていたバックを落とし、顔を目一杯歪ませる獄寺がいた
「ご、獄寺君?」
「あ、アネキ…!」
ぐきゅるるる…
「っ10代目!すみませんがお先に失礼しますっ!!」
ツナにそう言い、獄寺は腹を抱えながら猛スピードで走り去っていった
そんな獄寺の行動に、思わずぽか−んとなる瑠璃華
そして「ハァ…」と、ビアンキはため息をついた
「相変わらず変な子ね…」
「(…相変わらず大変だね獄寺君…)」
ビアンキに対する獄寺の行動に、ツナは同情した