小説
□紅い鳥籠〜上〜
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雪に散る椿のように鮮明なまでに強烈な色で彩られた紅い鳥籠。
捕らえられれば羽をもがれ、二度と空をはばたく事はない。
囀る口に蓋をして、細い足首を鎖に繋ぐ。
一度その手をとったなら、もう逃げられない。
深い深い森の奥。紅く染まったその籠に…
囚
わ
れ
た
の
は
ど
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