駄文(長編)
□意外な奴ほどよく会う
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「ねぇねぇ。例の辻斬り。まだいるの?」
「今日もまた浪人が殺られたそうよ。」
「怖いわ。早く捕まってほしい。」
意識して聞かなくてもそれは二人の耳にも入った。
すれ違う人が皆それで持ちきりだからだ。
「なるほど。また辻斬りか。妙な事件ってこれか?」
「そうなのじゃ。最近出てきての。いつも浪人や攘夷志士が殺れている。切り口から見てもかなりの強者らしい。」
「そうだったのか。ってお前何で早く俺に言わねぇんだよ!」
「これは吉原のことじゃ。ぬしに迷惑はかけられぬ。」
「あのなぁ」
そういうと銀時は月詠の手を掴んだ。
「お前のかける迷惑なら大歓迎だ。だからいつでも言ってくれよ。お前ばっか背負い込んで死なれたりしたら…俺はまた大切なやつを失っちまう。特にお前は俺にとってかけがえのねぇただ一人の彼女だから。」
そこまで言い終えると月詠は真っ赤になってうつむいていた。
「すっすまぬ。これからはそうする。じゃがわっちもぬしを失いたくなかったのじゃ。その…すっ…好きじゃから。」
(///!おいっっっ///なんだこのストレートな発言っ!やばいっグっときた。)