本棚A
□俺の柿はやらねぇぜ
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<当サイトコンセプト小説A>
今日も本を読みに図書室にやってきた。
今日は前読んだ本の隣の本を読むことにした。本を手に取り、席に座った。席に座り、静かに本を読んでいると、
あむあむあむ
ま た あ い つ か
前回追い出されたのにしつこいイケメンだなと思い、キリッと隣を睨みつけた。そこで見えた光景は、
イケメンが柿に食べられている!!
思わず目を逸らして、目をパチパチと何回も瞬きをしてしまった。見間違いじゃないよなともう一度隣をちらりと見た。
やっぱり柿に食べられていた
まじか、と思い、これは助けるべきなのかと戸惑っていると、柿からイケメンの顔がヌチョッと出てきた。
「俺の柿はやらねぇぜ」
「いらねぇよ!」
思わず前回と同じツッコミをしてしまった。
どや顔で言ったイケメンは、そうか、と再び柿に食べられていた。
その後、隣りが気になって本を読む気にもなれず、チラッチラッと隣を見ながら本を読んでいた。
10分後、
「柿に食べられるのも駄目なのかよ!」
と叫びながら、またイケメンは柿と一緒に追い出されていた。
そんなに柿が好きなら家で食べてろ
俺の柿はやらねぇぜ管理人なつ作