てにす

□03.アナタの微笑みで。
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『でねー親友を探したいのっ!』


一人称バラバラさんの話を聞いていくうちに
どうやら一人称バラバラさんは親友とはぐれてしまったらしい。
(それ以外は擬音だらけで訳わかんなかった)


「親友、ですか…どんな方なんですか?」


『んーとねぇ…一人称私は、
かっこよくて優しくて一人称バラバラたちのこと良く見てくれてて…
でも一人称ウチとケンカしてるとすぐ怒っちゃうの!』


「その一人称私さん、は男の方なんですか?」


『んーん!女の子!でも女の子にモテモテでねぇーすっごいんだよ!

でねぇー一人称ウチはいっつも一人称バラバラにつっかかってきて!!
でもね。一人称ウチと一緒だと何でもできる気がするの!
一人称私には敵わないんだけどねっ

んで、一人称ボクは綺麗で優しいのっ!
悪戯して怒られてると励ましてくれてねぇー微笑むとね!かわいいよ!
あと運動すっごく出来るの!憧れなの!』


嬉しそうにそういう一人称バラバラさんを見ていると
こっちまで笑顔になってしまう。


本当は容姿とか特徴を教えて欲しかったんだけどな、なんて
思ってみたりもしたけども




「じゃあ後で部長に話してみましょうか。」

『うん!ありがとっ!』






ア ナ タ の 微 笑 み で 。
(俺の願いなんて全て叶えてしまいそう)
(あなたの大切な人達に早く会いたくなりました)

 
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