てにす

□04.また会え。
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俺様は一人称私と一緒に学園内を歩いていた。
もちろん情報を集めるために。


『…っ!!』


「どうかしたのか?」

いきなり後ろを振り向いたコイツは
…なぜか、泣きそうで穏やかな顔をしていた。





一瞬確かに感じた。
私の好きな香り。
私の落ち着く声音。
私の探し人。


『…あいつら、だ…!!』


「え、っおいっ!!」









私は見えた軽やかなオレンジを探して走り出した。







04, ま た 会 え 。
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