リオ短編

□認めたら。
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『結局何なんだよ』


最近の私は充実している。
セルティや新羅、しずちゃんや狩沢ちゃん

色んな人と触れあえて楽しい。

なのに、なんで



「つれないなあ」

コイツが私の傍から離れない。




『臨也仕事は?』


「最近仕事少ないんだよねえ」


いつものように張り付けたような笑顔で
私を背中から抱き締めているコイツは
ここ1週間くらいずっと私の傍から離れずに居る。


そのせいで遊びにいけない…
特にしずちゃんのところには絶対に。



「俺、君の事好きなんだよ愛してる」


『あんたは人類を愛してんでしょ』


「確かに人ラブだけど君が一番なんだよ」




そして毎日こんな会話をする。
抱き締められながら。


私もコイツの事が嫌いなわけじゃないし
むしろ好きの部類だ。
でもどことなく信じられないから
ちゃんと聞いてはいない。けど、



「大好き。愛してるんだよ君を」








『はいはい』




認メタラ負ケ。トキメイタラ負ケ。
(君も俺の事好きでしょ)
((なんで疑問系じゃないのよ))
(だって拒否しないし顔赤いしい)
((…うるさい。))


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