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□イボなんてくそくらえ
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「ま、ま、マジでか!!!!!」
銀時にキューサイネトル云々の顛末を話された新八が万事屋のソファーから転がり落ちた。
「んあー、まあ、本当の話しだ。くそムカつくけどなー…んだよ、俺だけよ〜」
銀時のぼやきも耳に入らない位新八は頭を抱えて何かぶつぶつ言っている。
「ああ姉上とごごゴリラがっ…ないないないないっっ!!!」
「あああああっ!!」
頭を抱えながら首を振る新八を面倒くさそうに銀時はチラ見して
十五郎とか勲子とか、話したら更に面倒くさい事になりそうだなあと思い、そのままごろんと寝転んだ。
新八は慌てて外へと飛び出して行く。
近藤と妙がちゃんと元通りになっているのかきちんと自分の目で確認したかったのである。
丁度見廻り中の近藤に出くわした。
「おお、我が義弟よ!」
「誰が義弟じゃあああ!!!…って…ま、まさか!!」
銀時の話しだと、ハリセンなどで叩くと元に戻ると聞いた。
新八は近藤めがけてハリセンがわりの自分の手でチョップをくらわす。
「ちょ…痛っ!!…新八君それ新しいツッコミ!?それ、痛いからっ!!」
近藤が頭を抱えてうずくまる。