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□花嫁
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落ち着かない
落ち着いた姉上が
「新ちゃんがお嫁に行くみたいね」
と、からかう。
当たり前だ
確かに僕は昔に姉上が笑って幸せになれるなら、ドSでもマヨラーでもゴリラでも…と言った。
言ったよ?
結局姉上は
明日その中のゴリラの嫁になる
何回も思考が、姉上が決めた事だから…いやいやでも何でストーカーに…いやいや姉上が幸せになるなら…と、ぐるぐるぐるぐるまわっている
「私近藤さんと結婚するわ」
ほんの2ヶ月前、姉上から突然言われ
「そうですか…それはおめでとうございます…
……って……」
「ええええええぇっっ???!!」
腰を抜かす程っていうか
本当に腰が抜けた。
「まさか…無理矢理てごめに…ぐほぅっ!!!」
姉上に即鉄拳をくらった
「いやねぇ新ちゃん。手だって握られてないわよ」
姉上はニコリと笑って御膳の上の煎餅を口にした
そこからは
ちゃんとした理由も聞けずに…こう…もわもわした気持ちのまま、結婚式の準備だなんだで
明日、ついに、
なのである。