学怖&王ドロボウJING

□自分荒井編
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「あ〜ら〜い君!」
そうやってのこのこと図書館に来たのは・・・僕の天敵“風間望”だった・・・。
「お〜い荒井君?」
「・・・なんですか・・・。」
僕はあまりにもしつこく名前を呼ばれるのでさすがに頭にきた。
「クスクス・・・君ねえ前から思うけどこんな図書館にいっつも来てると余計に根暗に見えちゃうよ?」
「・・・大きなお世話です・・。」
僕は半分キレながら図書館を後にした


「まったく・・なんだ・・あの人・・。」
あの人のせいで本読みたいという気持ちも次第に薄れていった・・・
「ん・・?」
そこには理科室があった・・。たしかここはいろいろと危ない薬品があるという噂があった。僕は、むしゃくしゃして理科室の中に入った。
ずいぶんと奥に行くと、見たことのない薬品がいっぱい並べてあった。
「えっと・・これ・・・なんていうんだろう・・・って、ん?」
そこには他のとは違いラベルに名前が書いてなかった。僕はその名前がなぜかどうしても知りたくなって取ろうとしたが、棚が高すぎてつま先で立っても指先ぐらいしか瓶に触れませんでした。
「もうちょっと・・・・」
それでも必死にやってやっと取れようとしたその時・・・・。
グラッ・・・
え?
「荒井君危ない!!」
誰かがそういった瞬間薬品の瓶が落ちた・・・。
「ガッッッッシャアアアアアン!!!」
派手な音はしたもののものすごく痛いわけじゃない・・・。
「・・・・君ねえ・・・」
そこには半分その薬品がかかった風間さんがいた・・・・。(もっとも風間さんがかからなかった半分は僕にかかった)
「!!・・・すみません・・」
僕は助かったことで少し胸を撫で下ろしたが、今、自分と風間さんの体勢がどうなってるのかを把握した。
風間さんが右手で僕を抱きかかえて僕が床と風間さんに挟まれてるようだ。
「ちょっ/////////」
僕はその体勢に恥ずかしくなりすぐさま逃げた
その時・・・影が見えた気がした・・

翌日・・・
「////////////」
僕は机に突っ伏したままだった。昨日のことは早く忘れたいが忘れられない・・。あの薬は何なのか・・・。そして・・あの体勢・・・
「今日は皆さん、転入生が来ています」
「!!」
「!?」
「!!!?」
僕は妙にシンとしたので前を見ると・・・
僕に瓜二つの少女がいた。
「な!?」
「荒崎 昭です」
その子はそういう。
名前も僕そっくりとはね・・・。
その子の席が決まった。僕の隣だった
彼女は片方隠れた目でこちらを向き、こういった。

「・・・・よろしく・・・昭二くん?」

その子はニヤッと笑ったようだった。

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