二人でひとつ!

□第1話
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先生「よし、全員揃ったな。 なら適当にチーム分けしてくれ」



ゼン「ツナ君… あの…い、一緒にチーム組んでくれないかな?」



ゼンがおずおずとツナに尋ねてきた。




ツナ「うん、もちろんいいよ!」



山本「ツナ! 一緒にやろうぜ!」



獄寺「10代目!! オレと一緒にチームを組みましょう!」




ゼンの次は山本、獄寺がツナに声をかけてきた。




トキ「すごいね、ツナ君。人気者なんだ」



ツナ「う、うん。けど前まではダメツナって呼ばれてて、体育のチーム分けなんていつもハブられてて、体育なんて苦痛なだけだったんだ。だから今楽しいのはあの2人のお陰かも」



ゼン「へぇ〜、そうなんだ」



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先生「両チーム共5人揃ったな。じゃ、Aチーム対Bチームの試合を始めるぞ!」




ツナ達のチームはAチームになった。



山本と獄寺がいる時点でものすごい警戒されるが……。




Bチーム「おい、あっちにはダメツナがいるぞ。こりゃあ楽勝だな」



Bチーム「ああ。あの転校生も運動ダメそうだしな」




ツナとゼンを見るとホッと安心する相手ばかりだった。



ツナ「(やっぱりまだ体育は苦痛だ…; けど真城君も一緒だからまだ心が軽いかも……)」




ツナが隣に並んでいるゼンをチラリと見ると、緊張のためかガタガタ震えていた。




ツナ「真城君、落ち着いて; ただの体育だから」



ゼン「う…うん。わかっ…てる…よ」



ツナ「(真城君大丈夫かな;)」




ピーーーッ



そんなこんなで試合は始まった。




始めは山本がジャンプボールを制したのでAチームの攻撃から。



そのボールを獄寺がキャッチし、そのままゴールへドリブルシュート。



先制点はAチームが取った。




山本「獄寺! ナイスプレー!」



獄寺「勘違いすんな! 別にお前の為じゃねぇ!! 10代目ー! 見ててくれましたかー!」



ツナ「ご…獄寺君;(けど……確かに2人ともすごいよな)」




ツナは2人の運動神経の良さに改めて感心した。




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