二人でひとつ!

□第6話
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山本「どこに作るんだ? 裏山か?」



リボーン「学校の応接室だ」



「「「「!?」」」」



リボーン「応接室はほとんど使われてねーんだ。家具も見晴らしもいいし立地条件は最高だぞ」



ゼン「そんな部屋があるんだ……」



山本「じゃあまずは机の配置変えからだな」



獄寺「オレ10代目から見て右手の席な」




ツナ「(まっ、まじで〜!!?)」




あくまで行きたくないツナだったが、意外にもゼンまでがノリ気だったため、その場の雰囲気に流されてついて行ってしまった。




―――――――……



山本「へー、こんないい部屋があるとはねー………!」



??「君達、誰?」



ゼン「えっ?」



山本「!?(こ、こいつは……)」




応接室に入ると、すでに一人の男子生徒がいた。



山本はこの男子生徒、雲雀恭弥についてよく知っていた(もちろん数々の武勇伝を)。



しかし転入してきてまだ数ヶ月のゼンと獄寺は、彼について何も知らなかったらしい。




獄寺「なんだあいつ?」



山本「獄寺待て…」



雲雀「風紀委員長の前ではタバコ消してくれる? ま、どちらにせよただでは帰さないけど」



獄寺「んだとてめー…!!」



雲雀「消せ」



ビュッ


獄寺「っ!!? なんだこいつ!!」



ゼン「なっ……ええっ!!?」



獄寺がくわえていたタバコを、雲雀は目にも止まらぬ速さで消した。



雲雀がタバコを消したその武器がトンファーだったという事に気づいたのは、もちろん彼の動きが止まった後だった。





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