青エク短編

□日常的な志摩くんと私
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『しーまくんっ』


私は後ろから志摩くんに呼び掛ける。

さっきから独り言をブツブツ呟いていた彼は私が後ろから来たことにたいして驚いてくれなかった。


「…ん?なんやどうしはったんです?葵さん」


こんな反応。

…正直詰まらないです。


『何で驚かないの?』

「…やっていつもの事になってますしなぁ?」


そう言ってふっと笑う彼。

彼の言葉はもっともで。

…何も返せない。


「あー…なんや葵さん構って欲しかったんです?」

『…え?』

「ほんならちゃんと言ってくれませんと」


そう言って笑う志摩くんはいつも以上に生き生きしていた…気がする。






(ねぇ、志摩くん)
(何です?葵さん)


【笑顔が怖いです】




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