New StaR

□vol.12
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ケビン『アイル、これ持ってって』



『はいっ!!』





人数が多いから2組に分けて
ご飯の最中。



私達が帰ってくる前に
グァンヒさん、ミヌくん、ドンジュンくん、ケビンさんはもう朝ごはんを済ませてたみたい。



ミヌくんはソファーで雑誌読んで寛いでて…グァンヒさんはドンジュンくんとミヌさんの横で携帯で写真とってて……ケビンさんは私達にご飯出してくれてる。



もちろん、私はお手伝い。



席には、
リーダー、いまだ眠そうなヒチョルさんとシワンさん、あとテホンはニコニコしながらグァンヒさん達をみてる。



あれ…………一人いない……?



ヒョンシクくんだ。





『ヒョンシクくん。居ないんですね?』



ケビン『あー……まだ寝てるかな…。』



『僕、起こして来ます!!』



ケビン『え?アイル、ご飯は?』



『ヒョンシクくん、あとで一人で食べるの可哀相だから、僕は彼と一緒で大丈夫ですよ。』



ケビン『あ、うん。わかった。………気をつけて〜』



『はぁーい!!』





そういってリビングを出て、廊下に出た。
私とテホンの部屋の隣……彼が寝てる部屋の前に立ち、一呼吸。





『ふぅ〜………よしっ。……失礼しまーす……』





中に入るとまだダンボールが何個か隅に追いやられて……



あ、目標発見!!



少し、布団が盛り上がってるから………いるな。
うん、ここにいるよ、彼。





『ヒョンシクくん。……起きてー。もう朝だよ。というか、昼になりかけだよーケビンさんのご飯無くなっちゃうよ?』



ヒョンシク『…………。』





くそっ、(←言葉悪っ)
びくともしないじゃん。



とりあえず、揺らしとくか。





『ヒョンシクくーん、…………きゃっ!?』





揺らしてたら腕を捕まれて……



気付いたら何か暖かいものに触れてた。



びっくりして閉じた目を開けると目の前には肌色が広がってて……。
それが何か気付くのには時間がかかった。





『いっ………!!』



ヒョンシク『シッ。静かに………』



『え、起きてた、の?』



ヒョンシク『うん。さっきグァンヒヒョンがお出迎えするときの声で起きた。大きかったから。』



『あー、確かに。………とりあえず放して!!』



ヒョンシク『アイルさーケチケチしないでさー、僕と楽しもうよ。』



『なっ……』





いつの間にか呼び捨てーー!?



しかし、の、逃れられない。
ってかなんでこの子裸なの?
なんでこの色気ムンムンなの……?



じゃなくて………
私、免疫ないからムリ!!鼻血でそう……
くらくらしてきたっ…





『ひゃっ、……ひ、ひ、ヒョンシクくん、!?』



ヒョンシク『ん〜……な、何〜?』



『だ、駄目だって………!!僕は男だし、こ、こうゆうのは良くない……!!』



ヒョンシク『(からかってるだけなのに、顔真っ赤で涙目で………本当に同性なのが勿体ない。)』





やだやだ、服の中に手が……
お腹触って………
女だってばれちゃう!!





ばたんっ!!(ドアが開く音)





がばっ!!(布団がめくられる音)





ミンウ『…………何しての?』



ヒョンシク『あ、ミヌヒョン〜おはよう〜』



ミンウ『おはよう。………んで何して』



『う、うわぁーん!!』



ミンウ『え、な、何!?』





ミヌくんの登場で緩んだヒョンシクくんの腕から抜け出し、ミヌくんに勢いよく抱き着いた。



反動から涙が出てしまった。
慌てるヒョンシクくんとミヌくん。



そのあと駆け付けたリーダーとケビンさんは私達のこの状態。(裸でベッドにいるヒョンシクくん、泣きながらミヌくんに抱き着いてる私)



全く理解出来ないと思う。



話すと真っ青になるリーダー。
そのあと年長組にヒョンシクくんはこっぴどく怒られました。



ごめんね。ヒョンシクくん。
でも…ほんと焦ったんだから。



私の警戒心も足りないよね。
うん。気をつけよう。





vol.13

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