New StaR

□vol.6
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浴槽にお湯をはり、ゆっくりしたい気持ちを抑えながら
全身洗い終わりお風呂から出た。



パジャマを着てからカツラの下の自毛をしっかり乾かしてカツラを装着。
初の装着寝....若干朝起きてからずれていないかが不安で仕方がない。





『………大丈夫、だよね。きっと…うん、きっと大丈夫……!!ファイティン、アイル!!』





自分に問い掛けてから自分で気合いを入れてから浴室の扉を開ければ扉の前をうろうろしていたリーダーを発見!!



気付いていないリーダーを暫し観察してみようと思います♪





ジュンヨン『……入ってもいいのか…?いや、初日にいくらメンバーだったとしても見られんの嫌だろうし…ここはもう少し待つのがいいのかな…?いやいや、アイルは男だから別に良いよな。…あーわけわからない』



『………(リーダーなんか可愛い……若干百面相…*)』



ジュンヨン『でも、言わないとヨンギルヒョンに何言われるかわっかんないし……ここは思いきって………よし、入ろ、う!?』



『あ…………(ばれた)』





背を向けていたリーダーがこちらを振り返ると目が合ってドアの間から見てたの…ばれちゃった。



振り返ったままの状態で固まったままのリーダーに歩みより
目の前で手を振ってみた。



時間差があるのか数秒後に
動き始めた。





『リーダー…?』



ジュンヨン『……!!お、お前……見てるなら声かけろよ!!恥ずかしいだろっ!?』



『ごめんなさい!!でも、リーダー。可愛かったですよ?』



ジュンヨン『なっ……』





まぁまぁとリーダーを宥めながらリビングに向かうとゲームをしているドンジュンくんとヒョンシクくんがいた。



とりあえず案内されたソファー、
リーダーの横に着席してみた。



ゲームする手を止めずにドンジュンくんが私に向かって話出した。





ドンジュン『あ!おかえり、アイルヒョン。』



ヒョンシク『おかえりー。風呂気持ち良かった?』



『あ、うん!!気持ち良かったよ〜』


ドンジュン『なら良かった!!……って、ヒョン、そこでそういっちゃう!?』



ヒョンシク『ひっひっひ〜』





なんか……凄く微笑ましいんですが……可愛いなー二人とも。
メンバーはなんて優しいんだ、新メンバーの私を拒む事なく受け入れてくれる。



……あ、リーダー忘れてた。





『リーダー!!そういえば話って……』



ジュンヨン『(こいつ絶対に僕の事忘れてただろ…ったく。)………さっきヒョンから電話が合って明日、僕とお前は朝の10時に社長のとこに来いってさ。』



『え…』





私、なんか初ぱな悪いことした?え、ど…どうしよう。
何にもしていない…はず。



私が俯いていると隣のリーダーがポンと頭に手を乗せて撫でてきた。





ジュンヨン『大丈夫。別におまえ悪いことしてないだろ?』



『リーダー………』



ヒョンシク/ドンジュン『あー………』



ジュンヨン『…!!』



ドンジュン『………(じぃー)』



ヒョンシク『……はっ』



『…??』





声の主達の方を見ると先程までゲームに夢中だった、ドンジュンくんとヒョンシクくんが手を止めてこっちを(リーダーを集中的に)見ていた。



なんで見てるんだろ…?





ジュンヨン『な、なんだよ…!!』



ドンジュン/ヒョンシク『別に〜!!皆に言っちゃお!!』



ジュンヨン『ちょ、なんだよ、それ!!…と、とにかく!!アイルは早く寝ろよ?』



『はぁ〜い!!』





逃げた二人を追いかけるリーダーを見送りいなくなったリビングで少し考えた。



皆、優しいし…大丈夫。なんとかなるよ。頑張れ私。




リビングの電気を消し、自分の部屋に入ると電気は消えており、確認する為に向かい側のベッドに歩み寄るとテホンはもう眠っていた。



床に膝を着き、ベッドの縁に肘をつきながらじっと見つめると
丁度光の入り具合で月の光に当たるテホンの肌は白く綺麗だった。





『…早く寝てるからこんなに肌が綺麗なのかな……良いなぁ…………ぼく……私も…早く寝よう…』





夜型の私が絶対に寝ないような時間にベッドに入り、ふかふかの布団に身を委ねれば
携帯を触り、待受をみて柔らかく微笑んでしまった。



いけない……今はまだ家族の事を考えちゃ駄目だ。
ホームシックになっちゃいそうだから………



今はメンバーが私の家族だから…



……眠くなってきた。
……おやす、み……



思っていた以上に疲れていたらしく、私はこのあと、すぐに眠りに着いた。





vol.7
 

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