story of P

□ギリギリ蠍座の貴方に
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グリーンの誕生日ネタ


11/22のスイーツは

『フランクフルター・アプフェルクーヘン・マクローネンギッター』




朝起きると視界は真っ赤に染まっていた










――――――――――――――――少々語弊が合った。
決して出血しただとか目の前に血まみれ死体があったわけではない。

ただ、目の前につんであったんだ。
ものすごい量の林檎が




「お、ぉおおぉ?」




すごい。すごいが、
何故林檎?そしてこれは何かの嫌がらせか?ブルーか?ブルーなのか?

…いやいや、決め付けるのはよそう。もしかしたら違うかもしれない。


なんて事を思いながらただただ林檎を眺めていると携帯が電話を受信したことを知らせた。ブルーから、
タイミングがよすぎる気がするんだが、ここも偶然ということにしておこう。




ピ。




「もしもし…」


「おっはよー!寝起きかしら?」


「そんなところだ」


「そうそう、グリーン。アンタ私に聞きたいこととかない?」


「聞いていいのか」


「いいわよー。今日はタダで教えてあげるわ」




もうブルーでいいんじゃないんだろうか…
絶対に何か企んでるぞこの女




「林檎を大量に置いて行ったのは誰だ」


「あー、それね。その犯人ならカスミのジムに居るわよ」


「な!?」


「じゃーねー」





ぶつ、
切れてしまった。林檎はブルーじゃない?
どういうことだ?

だが、この地味で豪快な悪戯をした人物は気になる。
仕事もないし、久しぶりにやるか。こういう旅みたいな犯人探し。レッドに土産話として持っていこう。




「まずは、カスミのところだな、」




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