story of P
□こんな日があっても良いじゃないか
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「チワーッス!!」
「こんばんは」
「・・・・何のようだ、揃いも揃って」
ハイテンションで入ってきたゴールドとなにやら黒いオーラを身に纏ったイエローを横目で見ながら言った
シルバーが一緒にいないだなんて珍しいこともあるもんだ・・・
「良いじゃないっスか!可愛い後輩達が誕生日祝いに来てあげたんすから!!」
さっきと変わらぬテンションで言い放つゴールドの言葉に今日自分が誕生日だということに気づいた
最近ジムの仕事が忙しくて徹夜が多く、日にち感覚が狂っていたのだろう
「そういえばそうだったな」
「え、まさか忘れてたんスか!!?」
「今の今までな」
「じゃぁ、今日来なければ良かったですね」
「そうッスね」
「おい、そこの後輩s 問題発言だぞ」
笑顔で言い放つイエロー、それに乗っかるゴールド。
お前らそんなに俺が嫌いか!
「まぁ、せっかく来たのでついでに渡してあげますよ」
「俺誕生日祝われてる筈なのになんだ?この扱い・・・」
「そんな小さいこと気にしてたらハゲますよ」
「ウニ頭からハゲ頭になる日が早くなるって事ッスね!」
「・・もういい、お前ら・・・用だけ済まして帰れ」
言いたい放題の後輩達に米神を押さえ、椅子に深く座り込んだ
まだ喋り足りないよなだがもう十分だ、というかもう喋るな
「しょうがないッスね〜・・・じゃぁ、はい!どうぞ!!」
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