story of P

□勢いも大切
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そういって手渡された四角い箱の中身は未だに姉さんが抱きついているから見れなかった
姉さんを退ける理由もないから渡された箱をポケットの中に入れておいた

するとレッド先輩もグリーン先輩も用意してくれたプレゼントと思えるものを取り出し、そこらにまとめて置いていた
俺の状況を察してのことだろう・・・正直ありがたい





「じゃぁ・・・飲むわよ!」


「へ?」



「グリーン準備はいい?」



「勿論だ」



「シルバーグラス借りるわよ」



「ぁ、うん・・・・って、えぇ!?」





あまりの流れのよさについ驚くのを忘れてしまった
姉さんは何処から持ってきたんだと考えさせるほどの大量の酒を取り出し、机にどんどんと並べていき
グリーン先輩は無表情で黙々と準備をこなしており、
レッド先輩は 今から大いに騒ぐぞ!といったような準備を手際よく行っていた





「えぇ…?」





やっと驚きが出ていたが今となっては遅すぎる
確実に意味がないと思いながら正論を使ってみることにした





「姉さん、俺まだ未成年d「関係ないわ!!」……」





全てを言い終わる前に姉さんに見事に玉砕された正論に少し同情した
そして、最終的に俺を諦めさせたのは変わらぬ笑みで俺の肩を優しく叩いたレッド先輩だった

もう、どうにでもなってしまえっ!!





―――――――――――――――――





自暴自棄になって渡されるままに日本酒やら果実酒やらを口に運んでいってから約1時間と20分
俺よりも大量にハイペースで飲んでいた姉さんや先輩達はもうぐてんぐてんに酔いつぶれ床やソファーで寝ていた

自分自身も結構飲んでいたがどうやらザルらしく少し酔っただろうと思うくらいだ





「凄い光景だな」





そう、口に出してしまってからこの光景をどうにかマシなものにしないといけないと心底思った

レッド先輩やゴールドほどじゃないが考えたら即行動する派であるから早速始めることにした


一番初めに姉さんを運びその次にレッド先輩を姉さんと同じ部屋に運んだ
最後のグリーン先輩だけ部屋のサイズの問題も他の問題も含め違う部屋に運んだ





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