story of O
□420と138の過ごし方
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drrr!!(P1,2はdrrr!!の臨静風、P3,4はpkmnのグリレ、P5,6はアクロのスバアク?)
「もうすぐ新年か・・・」
ポツリと呟いた言葉は誰も居ない部屋に小さく反響し、空気に溶けて消えていった
大人気俳優でもあり自慢の弟でもある幽が出ているテレビをぼんやりと眺めながら呟く
セルティは新羅と一緒にいるだろうし、紀田や竜々峰?竜々崎?もなんなく過してるんだろうし門田も・・・
イヤ、あいつは苦労してそうだ・・・
ピンポーン
そんな風に思いをはせていた時に客人を知らせる音が部屋の中に木霊する
こんな日に一体誰だろうか?という素朴な疑問は鼻につく異臭によりかき消された
「くせぇ・・・」
思わず眉間に皺を寄せて眉を歪ませる
静雄にとってこれほどないだろうという異臭の正体はきっとニヤニヤと気持ちの悪い顔で扉の外にたたずんでいるのだろう
そして、どう行動して異臭の根元を追い返そうと思った矢先に携帯が静かに震えた
未登録と表示された画面を疑わしげに見た後なんなく通話ボタンを押す
「もしも「やぁ、シズちゃん新年なのに一人だなんて寂しいなぇまぁシズちゃんだもんね、分かってるって なんてったって俺は素敵で無敵な情報y―――― 」
・・・思わず通話終了ボタンを押した俺はきっと間違っていなかったと思う
扉の外にいるノミ蟲をどうにか追い帰そうと心から思った
俺だって流石に新年近いときからノミ蟲の顔なんか見たくねぇし回りに被害もかけたくねぇ
ここは平和的に居留守を使おう、そうしよう
ピンポーン、ピンポーンピンポンピンポンピピピピピピーンポポポポポポポポポポポポギョェ
「って、何してんのぉぉおおおぉ!!?」
「あ、やっぱりいたね」
勢いのあまり開けた扉の外にいたのはやはりというかノミ蟲で、分かっていたものの静雄は眉をさらに寄せた
「人の顔見て嫌な顔しないでよ、酷いなぁ〜」
「黙れノミ蟲、テメェ何しに来やがった?」
「ん〜、……」
数秒間、静雄の問いに少し考えているような素振りをした
そして何時もよりは幾分かマシな笑顔を見せ、アリエナイ事を言った
「…HAPPY NEW YEAR シズちゃん」
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