story of P
□そばにいて
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たまに一人が寂しく感じることがある
それは一人が好きなわけでも、生き物が嫌いなわけではない
ただ本当に たまに寂しくなる
ポケモンセンターにピカたちを預けている間、
特に何かするわけではなくただ備え付けられているソファーに座って、ただ ぼー としている
こういう時なんだか寂しい
「(早くピカ達戻って来ないかなーー?)」
瞼が重くなっていくのを感じる
「(あぁ、どうしよう ピカ達まだ貰ってないのに・・・・)」
そう思いつつも瞼は重力に従って下へと下がっていく
そんな時、聞き覚えのある声に名前を呼ばれた
「レッド・・・?」
「グリー・・ン・・・」
半分閉じかけている目をこすりながら目の前に立っているグリーンを見上げる
「久しぶりー」
そういって気づいた
グリーンに会うのは本当に久しぶりだ
少しだけ気持ちが軽くなって安心したのか抑えていた眠気がまた強さを増して襲ってきた
レッドが必死に眠気と格闘しているのに気づいたグリーンはレッドの横に座った
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