story of A
□A picture book of in the world
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むかしむかし
とおいむかしに しぜんに かこまれている ちいさなむらに おとこのこが すんでいました
おとこのこは いつも げんきで いつも えがおでした
おとこのこは ともだちも おおく ともだちも おとこのこが だいすきでした
しかし
あるひを さかいに おとこのこは わらわなくなって しまいました
わらえなくなって しまったのです
おとこのこは そのことを みんなに はなしました
はじめこそ えがおで せっして くれていた みんなでしたが
じかんが たつごとに おとこのこの まえから ともだちが いなくなって いきました
「どうして オレばっかりこんな・・・・
みんな、みんなオレがキライになったの・・・・？」
おとこのこは なげきました
おとこのこの めからは おおつぶの なみだが とどめなく おちていきました
そのとき うしろから こえが きこえました
「だ―――――――
「アレ・・・・？続きは・・・？」
絵本のページを開く手がとまる
昔に見たことのある絵本を見つけ、読んでいた
だが、続きが消えてて読めないのである
動きが止まったアクロを不審に感じたスバルが声をかけた
「おい、どうした・・・・？」
「あ、スバル・・・あー あのな・・・」
アクロはそれまでの経緯を話し絵本をスバルに手渡した
スバルは絵本を受け取り繁々と表紙を眺めた
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