story of O

□420と138の過ごし方
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「はぁ ?」





思わず呆気に取られてしまったが、今目の前のノミ蟲は一体何といったのだろう
と、臨也が言った言葉を理解したのは後ろから聞こえる新年を祝う声だった





「なぁんだ、俺が考えたようなリアクションじゃないね
まぁいいや、とりあえずさ寒いから入れてよ」



「フ、クハハハっ!」



「はぁ!?」





あの臨也が"寒いから"だなんてっ!
ミジンコほど失礼かもしれないが、口から笑い声が漏れ出す
臨也が少し驚いたような声をあげるのさえも面白く
最初の「顔会わせたら殺す、メラッと殺す」がなくなっていた





「いいぜ、入れよ今回だけは特別だぜ?」



「うっそ!?」



「そう思うならそこから落ちて死ね」



「お邪魔しま〜す」





すると直ぐに入ってくる臨也を横目で見ながら聞こえないように呟いた



「HAPPY NEW YEAR、臨蟲」



聞こえていないことを願いながら…








〜おまけ〜





「今臨蟲とかっていった!?」



「ウゼェ(何で聞こえてやがんだよ)」








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